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現在と昔、貧乏が本当の苦労だったのは、どっち???

辛い戦争を体験した、食べるものも無いくらい貧乏だった、・・・と70代のKさんは、窓口へ良く話しかけてきます。今の日本人はラクしていて駄目だ!日本の将来を憂う!・・・と。

確かに戦争は辛い経験に違いありません。でも、戦争を始めたのはKさんの親の世代であり、高度成長期、バブル、に続く今の日本を形成したのはKさん達世代だと思うのです。将来を憂う日本にしたのは、私達30代や、10代、20代ではありません。

生まれた時から日本は豊かで、学歴社会、競争社会でした。神とあがめていた天皇が人間になった衝撃からか、日本には、その後神を崇めるとか、自然を怖れるとか、そういう感覚が極端に薄れ、金とか権力への執着が強くなったように思えます。他人を蹴落としてでも、人の上に立つこと、成功することを、小さい頃から求められました。テストで良い点を取ること、高い偏差値を取ること、が良い子の条件でした。年寄りに席を譲ること、他人を思いやり傷つけないようにすること、を褒めてはもらえませんでした。

だいたい、周り皆が貧乏だった50,60年前に貧乏な暮らしをするのと、裕福な現代において貧乏なのと、どっちが大変か、苦労するのか?、と言えば私は現在だと思うのです。100人のうち1人だけが裕福で、残りが貧乏だった時より、100人のうち1人だけが貧乏な方が、精神的に辛いと思うのです。

そもそも、貧乏だったことを自慢されても・・・ねぇ。。。クーラーも冷蔵庫も無かった、と言うけれど、当時の東京の夏の暑さと、ヒートアイランド現象、地球温暖化の影響で高温化した現在の東京の夏の暑さは、比較すること自体、ナンセンスだと思います。

昔は良かった、でも今は・・・って考え方は、先進国と発展途上国の溝と同じ。核を所有してきた先進国が、これ以上の核拡散は防止しましょう、って言ったり、二酸化炭素排出を制限したり・・・。発展途上国が、今の憂うべき世界環境を作ってきたわけじゃない。貧乏から抜け出したい、って望むことを、裕福な人から阻害されるなんて、耐えられないのは当然です。

世代の溝、国間の溝、って何を以って埋めることが出来るのかな?

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